長期優良住宅

長期優良住宅の住宅ローン控除はお金持ちだけにメリットがあるって本当なの?それではまず、家を建てる方にとってのメリット・デメリットをピックアップしましょう。

長期優良住宅の計画認定を受ける場合のメリット

  • 税制の優遇処置が受けられる。
  • 住宅ローンで優遇処置が受けられる。
  • 中古住宅で売る時に高く売れる。

長期優良住宅の計画認定を受ける場合のデメリット

  • 計画認定費用などのコストがかかる。
  • メンテナンスが義務化される。
  • 建築・メンテナンスの記録保全が義務化される。
  • 相続や売買の際には所轄行政庁の承認が必要となる。

所轄行政庁の指導に従わない場合は計画の認定取り消しがあります。
所轄行政庁からメンテナンスなどに関する報告を求められた際、報告をおこなわなかったり、虚偽の報告をした場合には、30万円以下の罰金に処せられることがあります。

先に、メリット・デメリットを簡単にご説明しました。それでは長期優良住宅の住宅ローン控除はお金持ちだけにメリットがあるのかを、具体的にシミュレーションしていきましょう。借入金が2,000万円以下なら、一般住宅の住宅ローン控除との差額はありません。つまり、メリットの一つである「・税制の優遇処置が受けられる。」この項目は無くなります。

では、借入金額3,000万円、35年返済、元利均等返済、の場合をシミュレーションしていきます。

家を建てる方が知りたい事は、長期優良住宅にすることで、一般住宅と比較して、どのぐらいの金額が得するのかだと、思います。

結論を先に言えば、10年間で62万円ぐらい得します。

長期優良住宅で10年間の控除額合計は271万円、一般住宅は200万円です。
これだけを見れば71万円の得です。
ただし、この額以上に所得税を払っている人の場合です。
年収600万円の所得税額は17万円程度です。
控除額より所得税額の方が小さくて控除しきれない場合は翌年の住民税から最大97,500円が減額されます。
つまり、年収600万円の世帯では約27万円が住宅ローン減税となります。
10年間の合計では2,623,900円となります。
一般住宅の場合と比較すれば約62万円の差があります。

長期優良住宅の認定を受ける為には、家自体の「つくり」に関する条件や提出書類、そして住み始めてからの、維持保全管理・住宅履歴情報の整備などが要求されます。
「長期優良住宅の認定条件」の中の家自体の「つくり」に関しては、この制度の目的である「住宅の寿命を延ばす事」にプラスになる事項が多く書かれています。
しかし、当たり前のように一般住宅でも行っている事が、たくさんあります。
この制度の利用を考えている方は、自分達の年収によるシミュレーションをおこなってみることや、長期優良住宅の認定条件にある全ての項目が自分達に必要な物なのかを、検討してみることをおすすめします。

長期優良住宅の認定条件

耐震性

耐震等級2以上とする。
(家を建てる時に行政に建築確認申請を出します。この確認申請の許可が出た建物の耐震等級は1以上です。)
耐震等級1とは、「数百年に一度の大地震でも倒壊・崩壊しない」
耐震等級2とは、耐震等級1の1.25倍の対策がされている。
耐震等級3とは、耐震等級1の1.5倍の対策がされている。

省エネルギー性

「次世代省エネルギー基準」に適合すること。
この基準は断熱性能などを、地域別(寒い地域・暖かい地域)に設定したもの。

維持管理・更新の容易性

構造躯体(骨組み)に比べて耐用年数が短い内装・設備について、維持管理(清掃・点検・補修・更新)を容易に行うために必要な処置が講じられていること。

劣化対策

数世代にわたり住宅の構造躯体(骨組み)が使用できること。

住戸面積

良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること。
述べ床面積が75㎡以上、かつ一階の床面積が40㎡とする。
(盛岡の場合は延べ床面積が55㎡、かつ一階の床面積が40㎡以上とする。)

住居環境

良好な景観の形成その他の地域における居住環境の維持及び向上に配慮されたものであること。

維持保全管理

建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修等に関する計画が策定されていること。
バリアフリー性

住宅履歴情報の整備

長期優良住宅に認定された住宅はその建築及び維持保全の状況に関する記録を作成し、これを保存しなければならない。

つまり、お金持ちだけにメリットがあるというよりも、借入金額が多い方が恩恵を受けられる制度ということか。長期優良住宅の住宅控除に関してだけ考えると、家をたてる人それぞれで違いが出そう。あとは、・住宅ローンで優遇処置が受けられる。・中古住宅で売る時に高く売れる。この2つの検討だね。それと、認定条件をどう捉えるか?これに関しては、プロと相談した方がいいみたい。

この長期優良住宅の優遇制度は2009年6月からスタートしています。
「目的は住宅の寿命を延ばすこと。」

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